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「MADE IN JAPAN」~ソニーが「本物」を追求する理由

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ソニーの創業者、盛田昭夫さん(以下敬称略)の「MADE IN JAPAN」という本を読んで(正確には読んでいる途中)、ソニーが本物を追い続ける理由を発見した気がするので紹介したいと思います。

まず、盛田昭夫が音に興味を持ったのは、お母さんの影響。
そして、良いモノやいわゆる「本物」も追及するようになったのはお父さんの影響があると感じました。

盛田昭夫の出生

ソニーの創業者、盛田昭夫は、名古屋市の白壁(名古屋の高級住宅街のひとつ)で生まれました。

実家は小鈴谷(現在の常滑)で造り酒屋をしていましたが、お父さんのとき、名古屋に引っ越してきたそうです。

もちろん、小鈴谷の事業も続いてたので、比較的裕福な生活を送ることができたようです。

名古屋の自宅も、向かいに豊田家(トヨタ自動車の創業一族)があるといった具合です。

小鈴谷もまたすごい土地で、盛田昭夫だけでなく、石田退三(トヨタ中興の祖)の出身地でもあります。

母の影響

われわれは珍しくモダンな家族だった。母はヨーロッパのクラシック音楽が大好きで、レコードをたくさん買ってきては、わが家の古い蓄音機ビクトロラで楽しんでいた。母はよく音楽会へ私を連れて行った。私が「音」に興味を持つようになったのは、母の影響によるのではないかと思っている。

[新版]MADE IN JAPAN 下村 満子 盛田 昭夫 (著), 下村 満子 (翻訳) P33より

盛田昭夫が「音」に興味関心を持ったのは、家に蓄音機があり、レコードや音楽会によって、音楽に触れる機会が多かったのが理由のようです。

と言っても、当時の蓄音機は、音があまり良くなかったようで、電気蓄音機が新しく家に来た時こそが、ソニーが本物を追いかけることになった瞬間だと感じました。

その電気蓄音機は、父が購入してきたものです。

父の影響

父は、もし音楽が好きなら良い音を聴かなければいけないと考えていた。ビクトロラの粗末な音を聴いていると、われわれの耳と音楽鑑賞力が損なわれるのではないかと心配した、と父は後に話してくれた。父自身は音楽のわかる人ではなかったが、家族にはできる限り生演奏に近い音で音楽を聴かせたいと思っていた。良い音楽、良い音がわかるようになる唯一の方法は、できるだけ良い音を聴くことだと考えていたからである。日本ではじめて輸入された高価な電蓄を、いの一番に買い求めたのもこのためであった。少なくとも名古屋では父が最初だったはずだ。やはりビクターの製品だったが、それは六〇〇円という信じられないような値段だったのを覚えている。自動車が一五〇〇円で買えた時代のことである。

[新版]MADE IN JAPAN 下村 満子 盛田 昭夫 (著), 下村 満子 (翻訳) P33,P34より

盛田昭夫の父は、本物を大事にする人だったということがわかります。
また、MADE IN JAPANを読んでいるとわかりますが、お金よりも経験を大事にする人です。

経験や感覚など、人に投資できるものにお金を使っていた印象を受けます。

実際、自動車が1500円で買える時代に、600円の電気蓄音機を買ったということは、60万くらいのオーディオを買ったということでしょうか?

現在と当時の貨幣価値を簡単に比較はできませんが「信じられないような値段だった」ということから、相当高価なものだったと考えられます。

父の良いものに触れるべきという考え方が、ソニーの良いものを作るという考えに少なからずつながっていったのだと感じています。

この電気蓄音機の音をはじめて聴いたときの感想も書かれています。

電蓄(電気蓄音機)の衝撃

その新しい電気装置が発する音色が、古い機械蓄音機を聴きなれた耳にどれほどすばらしく響いたことか。あの感動を私は一生忘れないだろう。それはまったく異質の音であり、私はそれに完全に圧倒された。電蓄を買ったあと最初に手に入れたのは、ラベルの『ボレロ』だった。私は一抹の哀感を覚えるこの曲が好きだったが、本物に近い音でそれをはじめて聴いたとき、その美しさに改めて驚かされた。私は、モーツァルト、バッハ、ベートーベン、ブラームスなど、家にあったレコードを改めてくり返し聴いていた。そしてシューシューという摩擦音を立てていたあの同じレコードを、真空管を使った電気蓄音機で聴くと、こんなにもすばらしい音が出るのかと思うと、非常な興奮を覚えた。

[新版]MADE IN JAPAN 下村 満子 盛田 昭夫 (著), 下村 満子 (翻訳) P34より

電気蓄音機が家に来て、音を聴いてみて、とにかく感動して興奮したということがわかります。

そしてこの出来事がきっかけで、盛田昭夫は、電蓄を自分で作ってみたいということを考え、電気いじりに没頭することになります。

その後、理系の学校へ進学し、終戦後には、井深大とソニーの前身となる東京通信工業株式会社を共同設立します。

まとめ

ソニーが、良い音や画質にこだわりを持って、製品を作り続けるのは、盛田昭夫の少年時代の経験と、両親の教育方針・考え方が大きく影響しているのだと思います。
もちろん、井深大と出会ったこともです。

初めて聞いた電気蓄音機の記憶・衝撃が、音への強いこだわりとなり、それがソニー製品のDNAとして受け継がれているのを感じました。

これからも、音や画質などに妥協しない姿勢で製品開発されていくでしょう。

形に残るものだけでなく、経験や感覚などについて、なるだけ良いものに触れていきたいと思わせてくれる文章でした。

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by ヨメレバ

最近のソニーは本物志向を取り戻してきています。

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最近の製品でほんの一部を挙げるなら、超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」、「Playstation VR」、ウォークマン「NW-WM1Z」、ブラビア「Z9Dシリーズ」、デジタル一眼カメラ「α」などなどあります。

ソニーの直販サイト「ソニーストア」の製品情報ページをめぐると家庭向け製品の最先端がわかって楽しいですよ(笑)

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      2016/11/22

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