ソニーのロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」の前に!「Scratch」を触ってみよう。


2017年2月に、ソニーからロボット・プログラミング学習キットの「KOOV(クーブ)」が発売されました。
ソニーストア名古屋にも展示されていて、実際にどういうものか触る事ができます(ワニロボットに手を挟まれてきました)。

最近はプログラミング教育について、ちらほら聞かれるようにもなってきていますし、教育熱心な親御さんならKOOVは気になるところだと思います。

ソニーストアで実物を触る事ができるのですが、なかなかソニーストアに行く機会や時間がなかったり、距離的に離れていたりすると、購入する判断材料が乏しい部分もありますよね?

実は、個人的に子供向けのプログラミング教室を開催(お手伝い?)することになり、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発したScratch(スクラッチ)という子供向けのプログラミング言語について少し勉強していたタイミングだったので、KOOVにもとても興味を持っています。

何を隠そうKOOVのプログラミング部分はScratchを参考に作られているんです!
つまり、KOOVのプログラミング部分はScratchを触る事でだいたいのイメージを持つことができます!

KOOVによるプログラミング教育には興味あるけれど、自分の子供に質問されたときにちゃんと説明できるか不安だったり、プログラミングに対して漠然とした苦手意識を持っていませんか?

KOOVは一人でも学習できるように配慮されて作られていますが、子供の興味の持ち方は、周囲の人間(親、先生、友達)のモチベーションにも影響されると思います。

  • プログラミング教育に興味がある
  • KOOVを買う前に少し体験してみたいけど、ソニーストアは遠い・・・。
  • プログラミングに対して少し苦手意識がある。

そんなお父さんお母さんのために、まずは無料で試せるScratchを紹介します!

プログラミングの経験がなくても5分もあればキャラクターを動かしたりしゃべらせたりすることができます。
気軽にプログラミングに触れてみましょう!

パソコンは必要ですが、面倒な事はないので安心してください。
パソコンのブラウザでScratchのページを開くだけです。

「プログラミングってこんなに簡単なんだ」と実感してもらってからKOOVを検討してください!

>>ソニーストア「KOOV」製品情報ページ

Scratchに触れてみる!

早速Scratchのページを開いてみましょう。
Scratch – Imagine, Program, Share

一番上の「作る」をクリックするとScratchのプログラミング画面が開きます。
「作る」を押してみましょう。

画面左にネコのキャラクターが見えますか?(ネコなんです)

Scratchのページはパソコンで開いてください(動作環境の問題です)。
Flash Playerがインストールされている必要があります。

また、Scratchがどういうものか気になる方は「Scratchについて」にいろいろ書いてあります。

エリアは3つ

上の画像のような画面が出てきたと思います。

左がプログラムの実行結果が表示されるエリアです。
真ん中にプログラムの部品が表示されています。
右がスクリプトエリア(プログラムをする場所)になります。

プログラミングしてみる

百聞は一見に如かずということで実際にプログラムを作ってみましょう!(1分以内に終わります)

真ん中の「イベント」の中にある「(緑の旗)がクリックされたとき」をドラッグ&ドロップで、右のスクリプトエリアへ移動させます。

次に「動き」の中にある「10歩動かす」を右側にドラッグし、「(緑の旗)~」のすぐ下にドロップします。

すると「(緑の旗)~」と「10歩動かす」がパズルのピースのようにくっつきます!

これで一番簡単なプログラムのひとつができました!

ドラッグ&ドロップ

対象をクリックしたまま、移動させることを「ドラッグ」と言います。
「ドラッグ」しているものを離すことを「ドロップ」と言います。

ScratchとKOOVではドラッグ&ドロップによってプログラミングをしていきます。

ドラッグ&ドロップ パソコン初心者講座

プログラムを実行してみる


Scratchは「緑の旗」をクリックするとプログラムが実行されます。

試しにさきほど作ったプログラムを動かしてみましょう!

左の実行エリアの「緑の旗」をクリックすると・・・
猫がちょっと右に動きました!(Hello World!)

プログラムの[10]歩動くの[10]を[100]に変えると大きく動きますし、[-10]などにすると左に動きます。

Scratchで作ったプログラムは公開できます。

世の中にはScratchで自作シューティングゲームや、パズルゲーム、さらにはスーパーマリオを再現して公開している人もいます(著作権的な問題はありますが・・・)。

Scratchの公開されているゲームは、プログラムの中身を見ることもできるので、どういう風に動きを実現しているのか参考にしたり、少しプログラムを変えてオリジナルのビームを出すようにしたりすることも可能です!

「Scratch ゲーム」などで検索してみると様々な種類のゲームが出てくるので、遊んでみるのも楽しいですよ。

ScratchとKOOVはビジュアルプログラミング言語

普通プログラムと言えば、英数字が画面いっぱいにばぁーっと書かれているイメージがありますよね?

しかし、Scratchで作ったプログラムは、いわゆるテキストで記述するプログラムとは違い、ブロックを積み重ねていくようにプログラミングできるようになっています。

Scratchのように視覚的にわかりやすいプログラミング言語を「ビジュアルプログラミング言語」と呼んだりします。

これはKOOVのプログラムの画面です。

Scratchと見た目が似ていますよね?
KOOVとScratchは、どちらもビジュアルプログラミング言語だからです。

KOOVにはプログラム特有のとっつきにくさはありませんし、ガイドに従ってプログラムを作って、ブロックを組み立てると簡単にロボットプログラミングができるようになっています。

ビジュアルプログラミングは学習に有効なのか?

KOOVやScratchといったビジュアルプログラミング言語は、プログラミング教育において有効なのかどうか、あまりプログラミングに馴染みのない方だと良く分からないかもしれません。

個人的な意見ですが、結論から言うと有効です。

プログラムを作るということは、まず問題提起、そして問題解決のための仕組みを考えること、それを実現するプログラムを書くことの大きく3つに分けられます。

このうち、プログラムを書くこと以外でも役に立つのが「問題提起」の部分と「問題解決のための仕組みを考えること」です。

ビジュアルプログラミング言語は、プログラミング学習の大きな障害となる「プログラミング言語のとっつきにくさ」を抑え、問題発見能力や企画力、問題解決能力を鍛えることに重点を置いた言語だと言えます。

「プログラミングを学習しよう!」とするとおそらく挫折する

プログラミング言語やプログラムという考え方に触れることは将来かならず役に立つことだと思います。

なので、ぜひプログラミング教育が広まっていって欲しいと思っていますが、自主性は大事です。

この記事を書いている自分の場合、中学生の時にホームページ(あくまでホームページ)を作るのが友達の間で流行って、そこからHTMLとCSSというウェブページを作る言語を勝手に学びました。
初めはプロフィールだけのページだったのですが、掲示板置いたり、隠しページとか作ってたんですよ。ありがとうジオシティーズ!

阿部寛のホームページみたいなデザインのページにあこがれた時期もありました!(阿部寛のホームページを改めてみると、もはや様式美のようなものを感じます(ほめ言葉)。)

話がそれましたが、あの時遊びでやっていたことが、今こんなに役立つとはまるっきり思ってなかったです。
本当にやっててよかったなと思います。

今でも1年に1度くらい言語を習得しようと気合を出すときがあるんですが、そういうときはなかなか身につきません。
仕事で必要になったときや、もっと作業を短縮できないかといった目標・やりたいことがあったときは効率よく学習できます。

その点KOOVはお子さんが興味を持ちやすいように設計されています。
もっと言えば、女の子でも興味を持てるように、ブロックの色味やデザインにはこだわられています。

まずはスターターキット?お得なアドバンスキット?

KOOVには3種類のパッケージがあります。

簡単に書くと
アドバンスキット=スターターキット+拡張パーツセット
です。

アドバンスキットは全部乗せといったもので、すべての種類のブロックと電子パーツが含まれています(2017年2月時点)。

アドバンスキットは、スターターキットと拡張パーツセットを別々で買うよりもお得に買える値段設定になっています。

どちらを買うか悩ましいところですが、お子さんのやる気に合わせて選ぶのが良いかと思います。

注意しないといけないのは、アドバンスキットまたはスターターキットが必須という点です。
拡張パーツセットには「コア」が含まれていないので、拡張パーツセット単独で使用することができません。

初めて買う場合は、必ず「アドバンスキット」または「スターターキット」買いましょう。

ScratchとKOOVの大きな違い

Scratchは画面内、KOOVは画面外

Scratchはプログラムを作って、実行すると、画面内でキャラクターが動いたりします。

KOOVはロボット工作という面も備えているので、プログラムを作った後、モーターやセンサーと接続することで、目の前でロボットが動くという感動があります。

Scratchはプログラミングまでですが、KOOVはプログラミングだけでなく簡単な電子工作といった側面も兼ね備えているのが大きな違いです。

KOOVは一人でも学習できるように考えられている

KOOVには受講できる学習コースとして

「はじめてのロボットプログラミング(全6ステージ)」
「ブロックアーティストになろう(全6ステージ)」

があります。

また、指示に従って組み立てるとロボットが完成するロボットレシピが複数収録されています。


ソニーストア名古屋に置いてあったワニです。
ロボットレシピのひとつです。

口の中のセンサーを触ると・・・。

指が食べられます(笑)
動きは3パターンプログラムされていました。

もちろん、自分でプログラムして違う動きのパターンを追加することもできますし、それぞれのレシピから使いたい動きを持ってきて、オリジナルのロボットを作る事もできます。

この辺りは創造性を発揮できるポイントですね。

Scratchにはところどころ英語がでてくる

Scratchは「MITメディアラボのライフロングキンダーガーテングループのプロジェクト」が、無償で公開されているものです。

大部分が日本語化されていますが、チュートリアルやガイドの一部は日本語と英語が混じっていることがあります。

簡単な英語と言われれば簡単な英語かもしれませんが、小中学生だと少し戸惑うかもしれません。

KOOVはソニーグループで開発しているので、日本語で遊べます。

KOOVを高いと思うか?価格以上の価値があると思うか?

KOOVはとらえ方によって価格的に「高い!」と感じるか「安い!」と感じるか分かれると思います。

ブロックのおもちゃという風にとらえれば、正直高いと感じる方が多いと思います。

しかし、KOOVがきっかけでプログラミングをかじるようになり、就職時に有利になったり、自分でサービスを立ち上げたりという結果になれば、

  • 「あの時KOOVをやっておいて良かった」
  • 「安すぎる買い物だった」

と思うはずです!

こうなるかどうかは、本人のやる気や適正、周りのサポートという部分が大きく影響するとは思いますが、

親として子供に一つのきっかけを与えることができる、アクションのチャンスであることは間違いないです。

>>ソニーストア「KOOV」製品情報ページ

史上最年少でプロ棋士になり話題になった藤井聡太(14)くんは、小さいころから立体積み木パズルの「キュボロ」を熱心にやっていたという話をNHKの特集番組で見ました。
番組にでてきた専門家の人によると「キュボロ」で遊ぶ時と詰将棋を解くときに使う頭の部分はだいたい同じ場所だったそうです。

「キュボロ」は積み木で玉の道を作って玉を転がすものですが、スタンダードでだいたい32,000円程度します。

正直、積み木に32,000円は高いなぁと思ってしまいますが、プロ棋士の対局料は1局数十万円(対局の重要度にもよります)にもなりますし、勝てば賞金ももらえます。

すべてがキュボロのおかげではないですが、十分すぎる費用対効果があったのではないでしょうか。

KOOVもパッと見は高いかもしれませんが、与える影響の大きさから考えればコストパフォーマンス抜群のアイテムと言えると思います。

>>ソニーストア「KOOV」製品情報ページ

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