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ソニーから4K有機ELテレビが登場!ブラビア「A1シリーズ」レビュー【2017年春モデルブラビア】

2017年6月10日、ソニー・ブラビアの現行ラインナップに「4K有機ELテレビ」として「A1シリーズ」が新登場します。

実は過去にソニーは、一般向けの有機ELは一度撤退しています。
しかし、映像制作現場で使う業務用有機ELモニターの開発・生産は続けられていました。

今回登場した4K有機ELテレビ「A1シリーズ」には業務用有機ELモニターのノウハウが詰め込まれているわけです。

画質はもちろん注目ポイントなのですが、個人的にはぜひ「音」にも注目です!

ソニーストア名古屋で先行展示されている実機の写真をまじえつつ、レビューしていきます。

2018年秋モデルブラビアに、後継機のA9Fシリーズが登場しました。

一枚板の美しさ。4K有機ELテレビ「A9Fシリーズ」レビュー【2018秋モデルブラビア】

ソニーストア「A1シリーズ」製品情報ページ

A1シリーズに搭載されている高画質機能

4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」搭載

ソニーのテレビ史上最高画質として去年の秋に登場した「Z9Dシリーズ」にも搭載されている4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」
A1シリーズにも搭載されています。

従来の4K高画質プロセッサー「X1」と比較して映像処理速度が40%もアップしているチップです。

X1 Extremeのイメージは「凄腕の料理人」といったところでしょうか。

材料となる映像をこれから紹介するいろんな道具(機能)を使って料理して、より綺麗な映像に変換してくれます。

HDR対応/HDRリマスター

HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しています。
HDRは通常の放送などで使われているSDR(スタンダードダイナミックレンジ)よりも広い範囲の輝度情報を扱うことができます。

より明るい色とより暗い色の情報に対応しているわけです。

SDRでは黒つぶれしてしまったり、白飛びしていた部分が、しっかりとデータとして残っているのがHDRです。

コントラストの表現力があるA1シリーズはHDR映像を存分に楽しめる機種です。

HDR信号対応と言っても、現在、NETFLIXなどのVOD(インターネットビデオ配信サービス)を利用しないとHDR映像を見ることはなかなかできません。

ですが、A1シリーズはHDRリマスターを搭載しています!
HDR映像ではない、テレビ放送やブルーレイの映像もHDR相当のコントラストに引き上げてくれる機能です。

トリルミナスディスプレイで多くの色を再現


トリルミナスディスプレイにより、従来のLEDよりも使える色が増えています(広色域)。

例えば、一口に「赤」や「青」と言っても色々な「赤」や「青」がありますよね?

「トリルミナスディスプレイ」は色域が広い、つまり、使える色鉛筆の種類が多いので、より表現力があるわけです。

Super Bit Mapping 4K HDR(スーパービットマッピング 4K エイチディーアール)


Super Bit Mapping 4K HDRは、色と色の境を滑らかにする機能です。

例えば夕焼けの映像などで、太陽からの光が太陽を中心に筋状になってしまうことがあるのですが、
Super Bit Mapping 4K HDRは階調表現を14bitに高めることで、そういった現象を抑えてくれます。

具体的には地デジやブルーレイディスクが8bit。
HDRが10bitです。

HDRの10bitを超える14bitに変換するのでSuperなんです!

超解像エンジン「4K X-Reality PRO」搭載


「4K X-Reality PRO」は4K以下の解像度の映像を4K画質へアップコンバート(変換)してくれます。
フルHD以下から4Kへアップコンバートするデータベースと、4K映像を高精細化するデータベースが中に入っています。

A1シリーズの場合は、さらに「X1 Extreme」との連携によって映像を分析し、データベースを参照することで、より細やかな映像に仕上げています。

フルHD以下の映像を4K映像にアップコンバートするとノイズが発生したり、輪郭がボヤっとしてしまう可能性があります。

データベースにはノイズを低減させたり、輪郭をしっかり描くための情報が入っているため、綺麗な映像を楽しめます。

速い動きでもなめらかに再生!倍速駆動パネル


テレビは「パラパラ漫画」と同じ原理で映像を動かしています。
パラパラ漫画の一枚を一コマとすると通常のテレビ映像では1秒間に60コマで映像を流しています。

1秒間に60コマは普通に聞くと多いのですが、スポーツなど速い動きがある映像では、残像を感じる瞬間があったりします。

倍速駆動パネルは、一コマの間に新規映像を生成し通常より2倍の120コマにすることで動きの速い映像でも残像感なく視聴できる技術です。

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A1シリーズに搭載されている高音質機能

今までのテレビにはない構造!Acoustic Surface(アコースティック サーフェース)


A1シリーズは画面全体を振動させて音を出す「Acoustic Surface」という構造を採用しています。
音が出ているときに実際にテレビに触れてみるとちゃんと振動しています(もちろん見た目にはわかりません)。

テレビが振動して音を出すと聞くと、テレビボードと干渉するのではないかと思っていましたが、テレビボードとの接地面にはゴムがついており、テレビボードも一緒に振動して変な音を出すようなことはありません。

音量を最大近くまで上げたときに、もしかすると干渉する可能性はあるかもしれませんが、ソニーストア名古屋1Fの展示機やシアタールームでの特別体験会での視聴時は、雑音がするというようなことはなかったです。
堅い材質のテレビボードのほうが心配は少ないでしょう。

A1シリーズは有機ELテレビということで画質に注目されがちですが、自分が先行展示機を見て、一番大きなインパクトを受けたのは「音」でした。
実はアコースティックサーフェースには以前100万円で販売されていたサウンティーナやグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」の技術が使われています。

つまり有機ガラスを振動させて音を出す技術です。

音楽を聴くというシチュエーションでの「音が良い」とは違うのかもしれませんが、アコースティックサーフェースは映画やドラマとの相性が良い仕組みだと思います。

人物の声などは、とても自然に聞こえます。
というのも、映像内の動きに合わせて音が出てくる位置が調整されるからです。

例えば、画面左側のほうで男性がしゃべっているとしたら、音も画面左側から出るといった具合です。

ハイレゾ対応ではないですが、中高音域の印象がとても良く、映像と音が一体化して迫力を生み出します。
低音に関しては背面スタンドにサブウーファーも搭載しており、音に厚みを持たせてくれます。

やはり映画館のスクリーンの後ろにスピーカーがあるのと同じように、映像から音が出てくるアコースティックサーフェースの構造は、映像への没入感を高めるのだなと視聴して感じました。

高音質にアップスケーリング「DSEE」 / 自然な音に近づける「Clear Phase」


入力された音を48kHz/24bit(CD以上)にアップスケーリングする機能が「DSEE(ディーエスイーイー)」です。(2chのみ対応)

圧縮音源で失われがちな、フェードアウトしていく時や高音域の微小な音をしっかりと再現しています。

CLEAR PHASE(クリアフェーズ)

ソニーの高級オーディオ機器にも採用されている音響補正機能が「Clear Phase」です。

振幅特性のレベルを平滑化することで音の高低によって生まれる荒い部分を補正し、より自然な音を楽しめるという機能です。

音質劣化を少なくするデジタルアンプ「S-Master」 / バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」


ソニーのウォークマンにも搭載されている小型のデジタルアンプ「S-Master」をテレビ用に最適化して搭載しています。

S-Masterはデジタル信号からアナログ信号へ変換するときのロスを軽減し、失われる情報量を限りなく少なくする役割を担っています。

S-Masterによって音質劣化をすることなく音を再現できるということですね。

バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」

マルチサラウンドスピーカーシステムをバーチャルにスピーカーで再現したのが「S-Force フロントサラウンド」です。

5.1ch入力信号はそのまま5.1chで出力して、立体的な音響空間を作り出すことができます。

声を聞き取りやすくする機能「ボイスズーム」


この機能で全体の音をそのままに人の声量を変更することができます。

周りの音が大きくて聞き取りづらかった声もこの機能で聞き取りやすくできるので、便利な機能です。

逆に声が大きすぎる場合は小さくすることも可能です。

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デザイン(ソニーストア名古屋先行展示の実機写真あり)


(画像左:65V型 / 画像右:55V型)

ソニーストア名古屋先行展示されているA1シリーズを見てきました。

A1シリーズは「映像への没入感」にこだわり、ベゼル部分も画像で分かるようにかなり薄いです。

映像と外部との境界が少なく映像が浮き上がっているかのような印象を受けるほどの薄さです。


画面全部が映像と思えるほどです。

あと気付いた方もいると思いますが、いつもテレビ下側の中央にあった「SONY」のロゴが見当たりませんよね?

実は「SONY」ロゴは今回デザインの関係上で違うところに引っ越しました(笑)

液晶テレビ:画面下部中央 ⇒ 有機ELテレビ:画面左下(SONYの文字もかなり小さい)

視野に入る映像以外のものを極限まで削ることで映像への没入感をあげるというのが「A1シリーズ」コンセプトのひとつですね。

A1シリーズは、背面スタンドによって自立しています。

背面スタンドによって設置する場所が制限されてしまうのでは?と思ってしまいますが、奥行は33.9cmとそんなに制限されるわけでは無いです。

一般的なテレビボードは奥行約40cmです。

テレビボードに置く場合ではバランスよく設置できる奥行ですね。

背面スタンドのアクチュエーター部分には「BRAVIA」ロゴが入っています。

もちろん映像への没入感のことを考えると・・・

「SONY」ロゴですら、かろうじて前面に入っているんですから、「BRAVIA」ロゴは目に映らない後ろ側になっちゃいますよね(笑)

ちなみにアクチュエーター部分はこのようにコイルが2つ入っています。

背面スタンドのサブウーファー部分です。
設置すると正面からは見えなくなります。


ちなみにカバーになっていて、外すことができます。
サブウーファーの様子。


カバーはサブウーファーがある位置だけ薄くなっています。

B-CASカードは背面スタンドに差す場所があります。

A1シリーズを壁掛けする場合は背面スタンドを折りたたんで取り付けることになります。


背面スタンドの足元はしっかり安定する構造になっているのでご安心ください。


また、サブウーファーの隣に、背面スタンドのロック機構があります。

普通に設置した後や、壁掛けする場合は、確認が必要です。


接続端子類は、背面スタンド一番下に集中しています。

通常設置時はケーブル類は下に集まる構造になっています。
壁掛けする場合は、両サイドが開いてケーブルを逃がせるようになっています。

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Android機能について


リモコンの音声検索機能が進化してもっと使いやすくなりました。

音声検索でYoutubeや放送番組・録画番組を検索できるのに加えて、録画や予約というキーワードにも対応しました。
録画や予約というキーワードを音声入力すると、録画予約画面を検索結果として表示して予約を簡単に行うことができるようになります。

話しかけるだけでスムーズに操作できる便利な機能です。

テレビを新しくすると、意外と問題になるのが、操作方法が変わってしまうことだったりします。
メーカーが変わる場合もですが、ソニーからソニーでも数年前にクロスメディアバー(十字に操作するやつ)から変わっています。

すぐ操作に慣れることができれば良いのですが、なかなか慣れなかったり、自分ではなくても小さいお子さんやおじいさん・おばあさんから何回も操作方法を聞かれたりということもよくあると思います。

音声検索は、ひとつの解決策になりうる方法です。
というのも、マイクのボタンを押して話しかけるだけだからです。

目的まで到達するまでの操作数はかなり少なくなります。

子供にYoutubeやAmazonプライムビデオなんかを見せてあげるために家事を中断しなければいけないことも減るはず!(旦那さんはこのフレーズで奥さんを説得してください(笑))

タブレットやスマホより大きい画面で視聴させてあげることができます。あと、子供がどんな動画を見てるかわかるのも安心です。

Amazonプライムビデオをブラビアで視聴する方法!とデバイス登録を解除する方法

Android搭載なので、様々なアプリをコンテンツに追加して利用することもできます。
よくCMでやっているAmazonのFire TVスティックなど、別途買わなくても良いのがポイントです。

個人的にオススメなのはAbemaTVのアプリです。将棋チャンネルを暇なときに見たりします。
結構、藤井聡太4段の対局を生中継したりしているのでオススメです。

アマゾンプライム会員の方ならアマゾンプライムビデオもオススメですね。

Amazonプライムビデオをブラビアで視聴する方法!とデバイス登録を解除する方法


細かいところですが、起動中のアプリを切り替える機能(タスク切替)と小画面機能が追加されました。

リモコンのホームボタンを長押しすると、起動中のアプリを切り替えられるようになったのは便利ですね。

チャンネルポンが復活!リモコンから見たい番組をすぐに視聴できます

Android非搭載のブラビアには搭載されていた機能「チャンネルポン」
Android搭載モデルは非搭載でした。

しかし今回、2017年春モデルのブラビアから「チャンネルポン」が搭載されました。

電源OFF時から見たいチャンネルボタンを押すと、電源をつけながらダイレクトに指定のチャンネルに移動できる便利な機能です。

ブラビアユーザーは何気なく使っている機能なので、違うメーカーのテレビを操作する機会があったときに「あれっ!?」となる機能ですね(笑)

有機ELテレビ・A1シリーズをオススメする理由!


今まで業務用モニターなどでたくわえられた有機ELディスプレイのノウハウや、有機ガラスを使ったスピーカー技術など、様々な製品を作ってきたソニーだからこそのテレビがA1シリーズです。

画質面では、有機ELディスプレイの特徴である沈み込むような「黒」の表現と色。

音質面では、画面を振動させて音を出すというテレビとしては驚きのアコースティックサーフェース。

そして、映像への没入感が考えられたデザイン。

注目度の高さにもうなずけます。

映像への没入感をテレビスタンドを正面から見えなくすることで、圧倒的な映像への没入感を味わえるモデルです。

有機ELパネルの特性を生かすために搭載された高画質技術と映像に負けないほどの迫力を再現できる高音質技術で高い満足度を感じられると思います。

また、Android OSを搭載していることで、多くのアプリと連携が取れたり、スマホとの相性も高くなっています。

映像と音の一体感、没入感を堪能したいなら4K有機ELテレビ「A1シリーズ」を選択してみてはいかがでしょうか?

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A1シリーズか?Z9Dシリーズか?

A1シリーズはフラッグシップモデルという位置づけになります。
現行モデルのフラッグシップは液晶テレビのZ9Dシリーズがあります。

どっちが上なのかというと、どちらが上ということはなく、A1シリーズとZ9Dシリーズはダブルフラッグシップといった位置づけです。

A1シリーズとZ9Dシリーズではどちらが画質が良いのか?という疑問を持たれる方も多いと思いますが、液晶テレビと有機ELテレビという違いがあり、それぞれ得意分野があります。

なので、設置する環境によってオススメするものが変わるというのが正直なところです。

具体的には、比較的暗い場所(明るすぎない場所)に置くなら有機ELのA1シリーズ。
比較的明るい場所に置くならZ9Dシリーズといった感じです。

明るさではZ9Dシリーズのほうが上だからです。

あとは、A1シリーズについては音にも注目なのですが、もしホームシアターシステムと一緒に運用するならZ9Dシリーズをオススメします。
所有できる人になりたい!ブラビア「Z9Dシリーズ」外観レビュー【2016年秋モデル】

というのも、ホームシアターシステムを使うとA1シリーズからのサウンドはオフになってしまい、せっかくのアコースティックサーフェースが使えないからです。
逆に言えば、A1シリーズの場合は、X9500Eシリーズと同じくホームシアターシステムいらずの機種というわけです。

A1シリーズをセンタースピーカーとしても使えれば抜群だったんですけどね。
後継機に期待です(気が早すぎ)。

2018年秋モデルブラビアに、後継機のA9Fシリーズが登場!センタースピーカーに対応しました!

一枚板の美しさ。4K有機ELテレビ「A9Fシリーズ」レビュー【2018秋モデルブラビア】

ディスプレイサイズとラインナップ

4K有機ELテレビ「A1シリーズ」は、55インチ・65インチ・75インチの3種類のディスプレイサイズです。

55V型 KJ-55A1

mitsumori ソニーストア価格499,880円+税~
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75V型 KJ-75A1

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      2019/02/01

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