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SONY65インチブラビアの比較!(2014年秋ver)

3機種ともに4Kモデル。何が違うのか?

KD_65X9500B
ソニーブラビアの65型液晶テレビの比較記事です。

現在、65型ブラビアは、3機種あります。

ラインナップは3機種ともに4Kテレビです。

KD-65X9500B、KD-65X9200B、KD-65X8500B、すべて4Kテレビですが、機能とデザインが異なります。

ではどのように違うのか比較していきます。

ラインナップ別比較表

hikaku1
hikaku2
3機種の大きな違いは、高輝度技術にKD-65X9500Bには「X-tended Dynamic Range PRO」、KD-65X9200Bには「X-tended Dynamic Range」が搭載されている点。

バックライトはKD-65X9500Bには「直下型LED部分駆動」、KD-65X9200Bには「エッジ型LED部分駆動」が搭載されています。

高画質パネルもKD-65X9500B とKD-65X9200Bにはオプティコントラストパネルが搭載されていて、KD-65X8500Bには搭載されていません。

スピーカーはKD-65X9500B には「ロングダクトスピーカー」、KD-65X9200B には「磁性流体スピーカー」、KD-65X8500Bには「バスレフ型スピーカー」と3機種ともに違っています。

高画質機能の比較

解像度と高画質回路について

y_KD-X9500B_4k-X-RealityPRO
高画質機能の比較ですが、3機種とも、解像度は4K、超解像エンジンは「4K X-Reality PRO」が搭載されています。

解像度は、一般向けでは最高峰なので、申し分ないと言えます。

将来的にも、4Kの解像度があれば、十分でしょう。

家庭用テレビの解像度は、おそらく4Kが限界です(と私は思っています)。

巨大ディスプレイの最上位機種には8Kが使われるでしょうが、解像度については頭打ちだと思います。

4K・8Kの次は、立体テレビ放送(裸眼で3D)が開発・研究される予定です。

色域について

広色域再現技術は「トリルミナスディスプレイ」が搭載されています。

従来の液晶ディスプレイよりも色域(色の表示範囲)を拡張したトリルミナスディスプレイが搭載されている点は評価できると思います。

しかし、単に色域が広いというだけでは、高画質になるとは言えません。

使える絵具が多くても、正しいところに正しい色の絵具がおけるかどうかは別問題ということです。

ソニーのブラビアは「トリルミナスディスプレイ」による色域の広さと、高画質エンジン「4K X-Reality PRO」の組み合わせで、高画質を実現しています。

コントラストについて

y_KD-X9500B_X-tendedDunamicRangePRO
高輝度技術である「X-tended Dynamic Range PRO」はKD-65X9500Bに搭載されています。

KD-65X9200B には「X-tended Dynamic Range」が搭載されています。

KD-65X8500Bには搭載されていません。

「X-tended Dynamic Range」はバックライトの電力を、映像の明るい部分に集中させることで、映像の明るい部分と暗い部分のコントラスト(メリハリ)をだす機能です。

高輝度技術ではKD-65X9500Bに搭載されている「X-tended Dynamic Range PRO」が一番優れています。

バックライトについて

y_KD-X9500B_LED-bubunkudou
液晶テレビは、バックライトによって画面に映像を投影する仕組みになっています。

KD-65X9500Bには「直下型LED部分駆動」、KD-65X9200Bには「エッジ型LED部分駆動」が搭載されています。

KD-65X8500Bは「LEDバックライト」となっています。

「エッジ型LED部分駆動」が搭載されていると、ディスプレイをブロック単位に分けて発光をコントロールするので、明暗のコントラストがはっきりします。

暗いシーンでの奥行き感や、微妙なディテールまで美しく表現するために必要です。

「直下型LED部分駆動」は「エッジ型LED部分駆動」と比べ、さらに細かく分けて制御できます。

「エッジ型LED部分駆動」より繊細なコントロールを可能にしており、明暗を美しく映しています。

バックライトを性能順にならべるとKD-65X9500B、KD-65X9200B、KD-65X8500Bとなります。

もう少し詳しく知りたい方はブラビアのLEDバックライトの違いについて記事を書いたので参考にしてください。

液晶パネルについて

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高画質パネルはKD-65X9500BとKD-65X9200Bには「オプティコントラストパネル」が搭載されています。

KD-65X8500Bには搭載されていません。

「オプティコントラストパネル」は、外光が当たる事で画面が白っぽく見える「白ぼやけ」を最小限に抑えて、リアルな黒を表現できるディスプレイです。

コントラストに関係する機能などが多く搭載されていることからもテレビの進化は「解像度」から「色+コントラスト」へという風に変わりつつあることがわかっていただけると思います。

倍速パネルとモーションフロー

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「倍速パネル」は3機種ともに搭載されていますが、KD-65X9500Bには「モーションフローXR480」が搭載されています。

KD-65X9200B とKD-65X8500Bには「モーションフローXR240」が搭載されています。

「モーションフローXR480」は8倍速(1秒間に480コマ)、「モーションフローXR240」は4倍速(1秒間240コマ)の映像スピードを実現します。

「モーションフローXR480」を搭載しているKD-65X9500Bが、スポーツ番組やモータースポーツなど、映像スピードが求められる番組を見るのに適している機種といえます!

高音質機能の比較

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3機種ともに「ClearAudio+」搭載されています。

「ClearAudio+」は音声信号処理を最適化する機能です。

テレビには様々な音データが入力されます。

野球中継、音楽番組、ニュースなどの音は全く違います。

それらの様々な音を同じように出すのではなく、場面に適した音の出し方をしてくれる機能が「ClearAudio+」になります。

極端な言い方ですが、スタンドの歓声と同じように音楽を流されても、ロックバンドと同じようにニュースを読まれても嫌ですよね!?(笑)

スピーカーの違い

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スピーカーはKD-65X9500Bには「ロングダクトスピーカー」が、KD-65X9200Bには「磁性流体スピーカー」が、KD-65X8500Bには「バスレフ型スピーカー」が使用されています。

ここでは、KD-65X9200Bに搭載されている、少し特殊なスピーカー、磁性流体スピーカーについて解説します。

「磁性流体スピーカー」は業界で初めてテレビに搭載されたスピーカーです。

ダンパーレスの磁性流体サスペンションを使用して余計な2次音圧の発生をなくし、中高域で伸びのある明瞭なサウンドを聞かせてくれます(棒読み)。

もう少しわかりやすく(?)解説します。

まず、磁性流体というのは、液状の鉄のようなものです。

通常のスピーカーは、音を出す部品(ボイスコイル)のひとつを助けるダンパーと呼ばれる部品がついています。

ばねのような役割です。

磁性流体スピーカーは、ダンパーを磁性流体で作ったサスペンションに置き換えたスピーカーです。

機械的な接触部分が減ったのと、部品が軽量化されたことで、2次音圧による余計な音が発生しなくなったのと、消費電力が減りました。

スピーカーで比較すると「磁性流体スピーカー」を搭載したKD-65X9200Bに軍配が上がります。

その他便利機能の比較

y_KD-X9500B_kousokukidou
「高速起動」と「番組チェック機能」と「タッチパッドリモコン」は3機種ともに全て付いています。

高速起動について

「高速起動」は電源を入れて約1秒でテレビ画面が表示できる機能です。

ただ「高速起動」の使用には、時間帯設定が必要です。

設定可能な時間帯は最大で3つ(ひとつ2時間)です。

設定方法は、ソニーのサポートページがわかりやすいです。
高速起動の設定方法は?

使うまではわかりづらい機能ですが、かなりオススメの機能です。

3D視聴について

y_KD-X9500B_3d
※アクティブシャッター方式
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※パッシブ方式

3D機能はKD-65X9500B とKD-65X9200Bは「アクティブシャッター方式」でKD-65X8500Bのみ「パッシブ方式」となっています。

3Dが見られる事に変わりないですが、上記図のように3D画像への変換が異なります。

画質を重視する場合は、アクティブシャッター方式のほうが解像度が高いので優れています。

65型ブラビアのオススメは?

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ソニーのブラビア65型は、それぞれ特徴があるので、どれがオススメというのは難しいですが、予算を考えないならば、最上級機種のKD-65X9500Bです。

高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」や「直下型LED部分駆動」、「オプティコントラスト」「トリルミナスディスプレイ」など高画質技術が目白押しです。

ただし、音に関してはX9200Bシリーズが上回っていると言えます。

余裕があるなら、ホームシアターシステムで、音を補完するのをオススメしています。

映像の迫力は、音を抜きにして語ることはできないからです。

これは、自分がボードタイプのホームシアターシステム「HT-XT1」を買ったことで、頭でも体でもわかりました(笑)

ネット通販もしているので、こんなこと言うのもおかしいかもしれませんが、カトー電器の立場から言えば、ぜひ実物を体感してほしいです。

たぶん欲しくなります(笑)

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      2019/02/01

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