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75V型をラインナップした現行最薄モデル「X8500Eシリーズ」レビュー【2017年春モデルブラビア】

X8500Eシリーズは、Z9Dシリーズを除いて現行ラインナップでは「75V型を選択できる貴重なモデル」なんです。

液晶サイズのラインナップは75V型・65V型・55V型の3つから構成されています。

大画面で4K映像を楽しみたい!という方にとって、75V型の選択肢があるのでうれしいモデルです。

また、2017年5月時点での現行モデルの中では、テレビ本体の薄さが65V型で4.4cmと最薄モデルです。

大画面テレビをスマートに置けることを、簡単に想像させてくれるシリーズですね。

それでは、ソニーストア名古屋で撮影したX8500Eシリーズの写真を交えながら詳しく見ていきましょう。

ソニーストア「X8500Eシリーズ」製品情報ページ

X8500Eシリーズに搭載されている高画質機能

4K高画質プロセッサー「HDR X1」搭載

「4K X-Reality Pro」や「トリルミナスディスプレイ」といった高画質機能の効果を向上させるのが4K高画質プロセッサー「HDR X1」です。

高画質を実現するために、高画質機能を細かくコントロールして色合いやコントラストを調整して美しく描画します。

それぞれの高画質機能は別々に解説していこうと思います。

HDR対応/HDRリマスター

HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しています。
HDRは通常の放送などで使われているSDR(スタンダードダイナミックレンジ)よりも広い範囲の輝度情報を扱うことができます。

より明るい色とより暗い色の情報に対応しているわけです。

SDRでは黒つぶれしてしまったり、白飛びしていた部分が、しっかりとデータとして残っているのがHDRです。

HDR信号対応と言っても、現在、NETFLIXなどのVOD(インターネットビデオ配信サービス)を利用しないとHDR映像を見ることはなかなかできません。

ですが、X8500EシリーズはHDRリマスターを搭載しています!
HDR映像ではない、テレビ放送やブルーレイの映像もHDR相当のコントラストに引き上げてくれる機能です。

トリルミナスディスプレイで多くの色を再現

トリルミナスディスプレイにより、従来のLEDよりも使える色が増えています(広色域)。

例えば、一口に「赤」や「青」と言っても色々な「赤」や「青」がありますよね?

「トリルミナスディスプレイ」は色域が広い、つまり、使える色鉛筆の種類が多いので、より表現力があるわけです。

Super Bit Mapping 4K HDR(スーパービットマッピング 4K エイチディーアール)

Super Bit Mapping 4K HDRは、色と色の境を滑らかにする機能です。

例えば夕焼けの映像などで、太陽からの光が太陽を中心に筋状になってしまうことがあるのですが、
Super Bit Mapping 4K HDRは階調表現を14bitに高めることで、そういった現象を抑えてくれます。

具体的には地デジやブルーレイディスクが8bit。
HDRが10bitです。

HDRの10bitを超える14bitに変換します。

超解像エンジン「4K X-Reality PRO」搭載

この「4K X-Reality PRO」が搭載されたことで、今までの見ていた映像を4K画質へアップコンバートしてくれます。

フルHD以下の映像から4Kへアップコンバートするデータベースと、4K映像を高精細化するデータベースをそれぞれ持っています。

フルHD以下の映像を4K映像にアップコンバートするとノイズが発生したり、輪郭がボヤっとしてしまう可能性があります。

データベースにはノイズを低減させたり、輪郭をしっかり描くための情報が入っているため、綺麗な映像を楽しめます。

映像をなめらかにする「モーションフローXR240」と「倍速駆動パネル」

液晶テレビの映像は静止画の連続でできており、パラパラ漫画と同じ原理で表示されます。

通常は1秒に60コマです。

X8500Eシリーズでは、60コマの映像を補完する画像を新規に生成することで、1秒に120コマにします。

1秒間に120コマの映像によって、スポーツ番組などでも従来よりもなめらかな動きを実現しています。

これが「倍速駆動パネル」です。

加えて、モーションフローXR240というバックライトのオンオフを制御する機能との組み合わせで、1秒間に240コマ相当を実現しています。

モーションフローXR240は、バックライトのオンオフによって、1コマの体感を2倍にする機能です。

倍速機能とモーションフローにより、スポーツなどの速い動きはもちろん、アニメなど、もともとコマ数の少ない映像にも威力を発揮します。

ソニーストア「X8500Eシリーズ」製品情報ページ

X8500Eシリーズに搭載されている高音質機能

スピーカーにはバスレフ型スピーカーを搭載

X8500Eシリーズにはバスレフ型スピーカーが搭載されています。

バスレフ型スピーカーは、ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
一般的に低音域に強いです。

音をアップコンバート!「DSEE」

dsee
X8500Eシリーズには、音をCD音源より上の48kHz/24bitに変換する「DSEE」が搭載されています。

ネット動画やテレビ放送など、圧縮された音源の失われたデータを補完する機能です。

ラジオのように使える「消画」機能


消画機能はテレビ画面を消した状態でスピーカーから音だけを流すことができる機能です。

テレビ画面の前にいないけれどテレビの音は聞きたいときって、キッチンで作業しているときなどあると思います。

他には、使い方としては無理やりですが、消画機能を使って「番組名当てクイズ」なんかもできそうですね(笑)

声を聞き取りやすくする機能「ボイスズーム」


この機能で全体の音をそのままに人の声量だけ変更することができます。

周りの音が大きくて聞き取りづらかった声が、この機能で聞き取りやすくできるので、便利な機能です。
逆に、実況や解説の声などが必要な場合など、声を小さくすることも可能です。

自然な音に近づける「Clear Phase」

ソニーの高級オーディオ機器にも採用されている音響補正機能が「Clear Phase」です。

振幅特性のレベルを平滑化することで音の高低によって生まれる荒い部分を補正し、より自然な音を楽しめるという機能です。

音質劣化を少なくするデジタルアンプ「S-Master」 / バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」


ソニーのウォークマンにも搭載されている小型のデジタルアンプ「S-Master」をテレビ用に最適化して搭載しています。

S-Masterはデジタル信号からアナログ信号へ変換するときのロスを軽減し、失われる情報量を限りなく少なくする機能です。

S-Masterによって音質劣化することなく音を再現できるということですね。

バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」

マルチサラウンドスピーカーシステムをバーチャルにスピーカーで再現したのが「S-Force フロントサラウンド」です。

バーチャルサラウンド技術で、5.1chの中にいるような立体的な音響空間を作り出すことができます。

ソニーストア「X8500Eシリーズ」製品情報ページ

デザイン(ソニーストア名古屋先行展示の実機写真あり)


(画像:55V型)

X8500Eシリーズは、とてもシンプルなデザインで、色々なインテリアとも合わせることができるシリーズです。
ベゼル(フレーム)が細いことで、映像への没入感は高いです。

本体のフレームには、シルバーのラインで変化をつけてあり、スマートな印象です。
真ん中に線が入っていることで、実際の薄さよりもさらに薄く感じるようにデザインされているそうです。

そもそも線が入っているとかいないとかの前に、X8500Eシリーズのディスプレイ部分はかなり薄くできています。

スペック表には5cmくらいの数字が書かれていますが、ディスプレイ上部の最薄部分はおおよそ1cm(目測)です。

2017年春モデルは、X9350Eシリーズはサイドスピーカーがあり、X9000Eシリーズは直下型のため、X8500Eシリーズと比べると厚みがあります。

薄型テレビで壁掛けしたい場合はX8500Eシリーズは有力です。

Android機能について

リモコンの音声検索機能が進化してもっと使いやすくなりました。

音声検索でYoutubeや放送番組・録画番組を検索できるのに加えて、録画や予約というキーワードにも対応しました。

録画や予約というキーワードを音声入力すると、録画予約画面を検索結果として表示して予約を簡単に行うことができるようになります。

話しかけるだけでスムーズに操作できる便利な機能です。

Android搭載なので、様々なアプリをコンテンツに追加して利用することもできます。

4Kの映像にも対応しているので、4K映像配信しているアプリを登録して満喫するのも良いと思います。

起動中のアプリを切り替える機能(タスク切替)と小画面機能を搭載しています。

今見ている番組で疑問に思ったら、その番組を小画面にして視聴しながらブラウザで音声検索することができるようになりました。

リモコンのホームボタンを長押しすると、起動中のアプリを切り替える機能も搭載しました。

またホーム画面でも後ろに番組が流れるようになりました。

チャンネルポンが復活!リモコンから見たい番組をすぐに視聴できます

Android非搭載のブラビアには搭載されていた機能「チャンネルポン」
Android搭載モデルは非搭載でした。

しかし今回、2017年春モデルのブラビアから「チャンネルポン」が搭載されました。

電源OFF時から見たいチャンネルボタンを押すと、電源をつけながらダイレクトに指定のチャンネルに移動できる便利な機能です。

ブラビアユーザーは何気なく使っている機能なので、違うメーカーのテレビを操作する機会があったときに「あれっ!?」となる機能ですね(笑)

X8500Eシリーズをオススメする理由!

75V型がラインナップされているので、「とにかく大画面がいい!」という方には、オススメなモデルです。

大画面かつ現行最薄のサイズで、75V型ではテレビ台に置いても壁掛けスタイルでも迫力満点な映像を楽しめます。

「HDR X1」や「トリルミナスディスプレイ」「4K X-Reality PRO」といった高画質機能を搭載していますが、X-tended Dynamic Range PROは搭載していません。
そのため、上位機種と比べるとコントラスト面で差があります(横に並んでいるのを見ると確かに差があります)。

その分、大画面を選択しやすいのがX8500Eシリーズの長所と言えます。
75インチがラインナップされているのはX8500Eシリーズだけなのも、そういった理由からだと推測しています。

あとは薄いので、デザイン的に壁掛けにはオススメです。

X9000Eシリーズと悩ましいところかもしれません。
映像とデザインが美しいブラビア「X9000Eシリーズ」レビュー

75インチだとZ9Dシリーズ「KJ-75Z9D」がラインナップにあります。
Z9Dシリーズはソニー史上最高画質の液晶テレビです。

所有できる人になりたい!ブラビア「Z9Dシリーズ」外観レビュー【2016年秋モデル】

また、2017年秋には有機ELテレビのA1シリーズで77インチの発売が予定されています。

テレビのサイズを重視するならA1シリーズの77インチを待っても良いかもしれません。
記事執筆時点では価格は未定です。

KJ-77A1の価格は100万から200万のどこかだとは思いますが、生産される数は少ないはずなので、いろんな可能性があって価格の予想は難しいですね。

55インチと65インチ価格差から計算して、だいたい120万円+税くらいかなーと勝手に想像しています。

2017年6月13日追記
LGから77インチの有機ELテレビが登場するようです。その参考価格は250万円前後。
ソニーのKJ-77A1の価格も同じような価格帯になるんじゃないかと思います。

2017年7月13日追記
77インチのA1シリーズの発売日が決まりました。
2017年8月5日発売予定です!
ソニーストアの価格は250万円+税です。

>>ソニーストア「KJ-77A1」購入ページ

ソニーから4K有機ELテレビが登場!ブラビアA1シリーズレビュー

ソニーストア「X8500Eシリーズ」製品情報ページ

ソニーストア「X9000Eシリーズ」製品情報ページ

ディスプレイサイズとラインナップ

X8500Eシリーズは、55V型・65V型・75V型のラインナップです。

55V型 KJ-55X8500E

mitsumori ソニーストア価格279,880円+税~
価格が変わっている可能性があります。
現在の正確な価格はソニーストアで
ご確認ください。
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KJ-55X8500Eのスペック表
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65V型 KJ-65X8500E

mitsumori ソニーストア価格369,880円+税~
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75V型 KJ-75X8500E

mitsumori ソニーストア価格599,880円+税~
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      2019/02/01

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