テレビの進化は「解像度」から「色+コントラスト」へ

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4Kテレビの普及が始まりつつあります。

8Kテレビも2017年や2018年には一般向けに発売されるかもしれません。

ただ、一般家庭向けには、8Kテレビは普及しないと自分は思っています。

テレビの「解像度」の進化は、ほぼ頭打ちになってきたと言えるでしょう。

テレビの発展の歴史

高柳健次郎が、世界で初めて、ブラウン管で映像の伝送・受像に成功したのが1926年のことです。

ブラウン管に「イ」を映したというのは、有名な話ですよね。

最初は白黒のテレビでしたが、それがカラーになり、音声多重放送(ステレオ・二か国語放送など)の技術が開発され、ビデオレコーダーで録画できるようになったりと、着実に進化を続けています。

ビデオレコーダーの規格争い(ベータとVHS)で、ソニーは負けてしまいましたが・・・。

2000年ごろの地デジ放送開始にともなって、ブラウン管だったテレビも、液晶テレビに代わってきました。

液晶テレビの登場

液晶テレビが登場して、解像度も飛躍的に向上してきたと言えます。

本体も薄く大きく作れることも関係しているでしょう。

そして、今のフルハイビジョンテレビ、4Kテレビ、8Kテレビという流れにつながるわけです。

ただ、冒頭にも書いたように、一般家庭向けに8Kテレビはあまり普及しないと考えています。

テレビ向け解像度の限界

8Kテレビが一般向けに普及しないと考える理由は、解像度とテレビの大きさの関係にあります。

ディスプレイは、大きければ大きいほど、解像度が高くないと映像のあらさ(画素が見えてしまう)が目立ってしまいます。

逆に言えば、ディスプレイが小さければ、解像度が高くなくても映像は綺麗ということです。

8Kという高解像度を生かすには、ディスプレイの大きさは100インチほど必要だと言われています。

100インチのテレビは一般家庭に普及する??

現在の常識で考えれば、全世帯の30%~50%の家に100インチのテレビが置いてあるというのは想像しづらいですよね。

ある程度価格が下がっても、置く場所がないという問題もありますし(笑)

4Kテレビはだいたい50インチ程度の大きさから効果があると言われています。

ちなみに、ソニーが出している4Kブラビアの最小インチサイズは43インチです。

8Kや16Kといった高解像度の映像技術は、テレビ放送という観点からは必要性に疑問符がつきますが、医療などの分野で活用されるため、研究が進んでいます。

テレビは「色+コントラストへ」

テレビにおいて、解像度の向上がほぼ頭打ちになりつつあることは説明しました。

では解像度の次にソニーを含めた各社が力を入れているのはどの分野かというと、色とコントラストです。

高画質という観点から、色とコントラストの強化が図られています。

最近、にわかに騒がれだした「HDR(ハイダイナミックレンジ)」もこの「色+コントラスト」の強化の流れの中にあります。

ここでは、色域(使える色の種類の多さ)について詳しく説明します。

UHDTVの色域規格BT.2020

UHDTV(4K、8K)の色域規格で、BT.2020が策定されました。

BT.2020は、簡単にいえば、業界の目標のようなものです。

ブルーレイやハイビジョンテレビの色域規格はBT.709です。

ちなみに、2020という数字は、2020年を意味するわけではなく、2020番目の勧告を意味しています。

BT.709では、実在する物体色(ポインターカラーといいます)の74.4%をカバーしていましたが、BT.2020では、99.9%をカバーします。

ソニーのトリルミナスディスプレイは、BT.709以上の色域をほこっていることを売りにしていますが、BT.2020にはまだ届きません(記事執筆時点ではどのメーカーも達成していません)。

BT.2020を実現するには

BT.2020を実現するには、バックライトをLEDではなく、レーザー光源にしないと難しいそうです。

現在、レーザー光源バックライトを搭載したブラビアは販売されていません。

他社では、三菱のREALシリーズにレーザーバックライトを搭載した4Kテレビ(業界初)が発売されています。

レーザー光源のバックライトは、LEDよりもコストがかかります。

もしブラビアに登場するなら、上位モデルになると思います。

まとめ

これからの4Kテレビは、高画質の売りとして、色域の広さやコントラスト比で競争が激化しそうです。

各社最上位機種のバックライトに、広色域を実現できるレーザー光源を使用するかや、LEDバックライトで実現できるコントラスト比や色域の拡大などに注目です。

今話題のHDRについては下記の記事を参照してください。
4K・8K・HDRをわかりやすく説明していたメ~テレの展示をレポート

2016年1月の国際家電ショーで試作機に搭載されたBacklight Master Driveについては下記の記事にまとめました。
ブラビアの次世代バックライト技術!Backlight Master Driveについて

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      2016/07/26

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